「キャッシュレス財布」の新解釈

「キャッシュレス財布」と言えば、コンパクト。そんな図式がありはしないでしょうか。

減らしたかったのは現金を扱う「手間やストレス」だったはずで、別に財布のサイズではなかったような気もします。

今回紹介する『Bellroy』の『Folio』は、いわば「キャッシュレス長財布」。ノーモーションで開く小銭入れと、お札のすっぽり入る札入れが特徴。普段は現金の存在を隠しつつ、現金でもスムーズに支払いができます。

機能的なお財布でおなじみ『bellroy』

bellroyの製品がどういったものなのか知らない。と言う方は下記の動画がわかりやすいです。百聞は一見にしかず。bellroy得意のストップモーションが見ていて楽しいです。

『Folio』

Folio:ファスナー引き手

『Folio』はラウンドファスナー型の長財布。 外装の革は一枚続きになっていて、まさしく「folio(二つ折)」。ファスナーはook製で、角の部分も含め引っかかりを感じない滑らかな開閉ができます。ファスナーの引き手には適度な固さがあり、スムーズな開閉に一役買っているようです。

「ほぼ」左右対称の作り

Folio:カードの収納枚数が異なる

カードスロットは10個と少し多めで、真ん中のしきりを挟んで片側に4つ、もう片方に6つ。左右の収納枚数の違いが、カードの直感的な探しやすさを増しているようです。RFID保護もあり、セキュリティもばっちり。最大でカード14枚まで収納できます。

お札は折らずに一番外

それから、しきりを挟むようにマチ付きのフリースペースが二つ。9cmの深さと17cm近い幅があるので、レシートやチケットの管理も簡単。このスペースにはスマートフォンも入ります。

紙幣は折らずに一番外側のポケットに。ポケットは9枚の紙幣を入れても画像のように収まる深さがあります。カードより外側にあることも相まって、普段はあまりお札の存在感を感じません。

小銭は何処に?

この財布の1番の特徴とも言えるのが小銭入れ。
一見するとどこにあるのかわかりませんが、お財布を開いた状態で、さらに開くように軽く力を入れると…..この通り。

中央の仕切りが、実はマグネット留めの小銭入れなんです。開口部が「これでもか」と広く、お釣りを流し込むように入れられるので、お釣りがちょっと多めでもストレスフリーです。

内部のスペースを目一杯使っているので、たくさんの小銭を入れても重なりにくく、かさばりません。コインスペースの上半分が開く構造になっているので財布を傾けるとトレーのような使い方ができ、目当ての小銭を探すのも簡単。

お札は見せたくないし、曲げたくない。

キャッシュレスを意識したコンパクトな財布だと、紙幣が丸見えだったり、曲げないと入れられなかったり…。

コイン用のスペースも最小限で、扱いもラクとは言えません。

今回紹介した「キャッシュレス長財布」なら、普段は現金の存在感を抑えつつも、現金とキャッシュレス両方をスマートに使いこなせます。

この記事はライフハッカー[日本版]に寄稿した記事のノーカット原稿に加筆修正を行ったものです。

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