ドイツの工具メーカーWeraの作ったボトルオープナー。ドライバーと同じグリップは力の伝達が良く、軽い力で王冠を外すことができる。工夫されているのはグリップだけではなく、細かなところまでデザインされている。

Weraのグリップ

Wera(ヴェラ)はドイツの工具メーカーで、主にドライバーを作っている。ドライバーのために考案されたグリップは力の伝達が良く、回転を緻密にコントロールできる。裏を返せば「回転させないこと」も容易ということ。このボトルオープナーでもグリップの優秀さは存分に発揮され、がたつく感じや、王冠を外すときに強引な感じが一切ない。

グリップの素材

黒い部分は鍋などのハンドルに似た質感で硬い。緑の部分は滑り止めとなるゴム系の素材で、わずかに弾性がある。異素材が合わさっているが、いやな段差やがたつきは一切ない(おそらくインサート成形)。

軽い力でしっかり持てる

中指と薬指の間に一番太い部分がくる形状で、軽い握り心地にも拘らず、手の中に固定されたような「確信」めいたフィット感がある。指とグリップに隙間がほとんどないことと、指ごとの握り込む力のバラツキを形状で平均化しているおかげかもしれない。

工夫されているのはグリップだけではない

グリップもさる事ながら、栓抜きの形状もかなり工夫がなされている。王冠を上から抑える部分(支点)は楕円形の断面を持ち、ボトルを開ける際にめくれていく王冠にフィットするようになっている。このおかげか、開けるにつれ大きな力がいる、というようなこともなく、一定の力で開けることができる。

使い込むと

金属部分はツヤなしのメッキ処理がされていて、マットなグリップとマッチした印象。ただ、王冠のふちが当たる部分は少しずつだがメッキが剥がれる。剥がれた箇所が目立って錆びるようなことはなく、そこまで気にならない。

Wera | Bottle opener

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